一人ひとりの「得意」
MAKERS大牟田の地で、想いを形にする作り手たち。

一人ひとりの「得意」

混ぜるのが得意な人、成型が得意な人。一人ひとりの「得意」が重なって、大牟田グラノーラは焼き上がる。大牟田グラノーラをつくる工場「small trees」。機械に頼らず一つひとつ手で成型し、焼成前と焼成後の2回計量する品質管理と、令和8年5月に移転した新しい拠点での手仕事を紹介します。

生まれ持った「らしさ」という、グラデーション豊かな個性が集まる工場「small trees」。この多様な個性の輝きをひとつの形にするために生まれたのが、こだわりいっぱいの「大牟田グラノーラ」です。

つくるもの
大牟田グラノーラ(バー/クランチ)
拠点
大牟田市新地町「てとてのひまわり」(令和8年5月に移転)
製法
機械に頼らず、一つひとつ手で成型して焼き上げ
計量
焼成前と焼成後の2回

令和8年5月、small treesは従来の工場から、大牟田市新地町にある「てとてのひまわり」へと拠点を移転しました。元レストランだった空間を生かし、製造委託を受けている事業所メンバーと職員の皆さんは気持ちを新たにグラノーラ製造を再開しています。

ボウルで材料を混ぜ合わせる作業 混ぜ合わせた材料にシロップを流し込むところ

「大牟田グラノーラ」の魅力は、厳選された素材と大牟田ならではの味覚、そして何より機械に頼らず一つひとつ丁寧に焼き上げる"人の手によるぬくもり"にあります。

一人ひとりの「得意」が重なり合うチームワーク

製造の基本工程は、材料を正確に計量し、しっかりと混ぜ合わせ、型に流し込んで優しく押し込み成型したのち、じっくり焼き上げること。一見シンプルに見えるこの工程の中に、事業所メンバーそれぞれの個性が光っています。

型にグラノーラを詰めて成型する作業

型の中で形を整える時の絶妙な力加減が得意な人、材料をムラなく綺麗に混ぜ合わせるのが得意な人、あるいは工程をひとつずつ確認しながら一人で全行程をこなせる人――。苦手な部分は職員がそっとフォローし、得意な部分ではそれぞれの特技を存分に生かす。そんな心地よいチームワークが、日々おいしいグラノーラを生み出しています。

この日、製造に来ていたNさんにグラノーラバーの工程で大変なところを伺うと、こう教えてくれました。

成型の力加減。優しく均等に押し固めるのが難しいです

数字やマニュアルだけでは表せない絶妙な塩梅だからこそ、手仕事の奥深さと助け合いが欠かせません。

「わずか数グラム」へのこだわりと品質管理

事業所メンバーの手仕事に寄り添いながら、職員が特に意識してサポートしているのが「材料の計量」です。開発当初は「3g程度の違いなら大丈夫」としていましたが、次第に一本ごとの味わいや食感に微妙な違いが出てくることが分かりました。そこで現在は、正確な計量を徹底。試行錯誤を重ねたことで、誰もがホッとする安定した優しい味わいをお届けできるようになりました。

焼き上がったグラノーラバーを容器に詰めるところ

さらに興味深いのは、型に流し込む前の状態だけでなく、「焼き上げた後」にも厳密な計量を行っている点です。焼き上げることで水分が抜け重さは変化しますが、どのグラノーラバーを手に取っても同じ満足感を味わっていただけるよう、焼き上がりの基準をクリアした選りすぐりのものだけを包装・出荷しています。

いくつもの手と個性を経て丁寧に焼き上げられた一本には、食べる人の笑顔を願う温かい思いがぎゅっと詰まっています。一口かじれば広がる素材の香りと優しい甘みを、ぜひじっくりとお楽しみください。

LHUBでは、クランチタイプやギフトセットのほか、トライアルセット、サブスクリプションなど、様々な形でご用意しています。

大牟田グラノーラを見る

取材 2026年7月
取材・文 Satoko.M
写真 Satoko.M
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