子どものおやつ
子どものおやつ選びで、親がいちばん気にするのは「何が入っているか」だと思います。そしてもうひとつ、本当はその手前に「この子の年齢で食べて大丈夫か」という問いがあります。
この記事では、その両方を順番に扱います。商品を紹介する記事ですが、年齢によってはおすすめできないことも含めて、先に正直に書きます。
この記事のポイント
- 子どもの間食は、3度の食事で摂りきれない栄養を補う「第四の食事」になり得る。
- 選ぶ基準は、原材料表示が短く、知っている素材でできていること。
- 落花生グラノーラバーは、5歳以下のお子さんには与えないでください(消費者庁の注意喚起に基づきます)。
01. 子どものおやつは「第四の食事」
厚生労働省のe-ヘルスネットでは、成長期の子どもにとっての間食は、3度の食事でとりきれないエネルギーや栄養素を補う良い機会になり得るとされています。お菓子の量を考え、乳製品や果物などと組み合わせることで、エネルギー以外の栄養も摂れるようになる、という考え方です。
つまり、おやつは「甘いごほうび」だけのものではありません。小さな体で1日分の栄養を3食に収めるのは大変だからこそ、間食は食事の一部として設計できます。
02. ラベルで選ぶ、3つの目安
店頭でも通販でも、判断材料はパッケージ裏の原材料表示です。目安は3つあります。
- 原材料の数が少ないこと。表示は使用量の多い順に並んでいます。
- 知っている素材でできていること。台所にある名前なら、親が中身を説明できます。
- 甘味の正体がわかること。何で甘くしているかは、製品ごとに大きく違います。
例として、当店で扱うSmall Treesのグラノーラバーの原材料は、オーガニックオートミール(アメリカ産)、落花生またはレモン(いずれも大牟田産)、オーガニックメープルシロップ(カナダ産)、米油、米粉(熊本産)、塩(熊本産)です。砂糖・小麦粉・添加物は使われておらず、甘みはメープルシロップ由来。ヨーグルトに添えれば、e-ヘルスネットのすすめる「乳製品との組み合わせ」にもなります。
03. いちばん大事な、年齢と安全の話
ここからが、この記事でいちばん伝えたい部分です。
消費者庁は、ピーナッツ(落花生)や炒り豆、アーモンドなど、硬くてかみ砕く必要のある豆・ナッツ類を5歳以下の子どもには食べさせないよう注意喚起しています。のどや気管に詰まると窒息の危険があり、小さく砕いた場合でも、かけらが気管に入って肺炎や気管支炎を起こすおそれがあるためです。
したがって、落花生グラノーラバーは5歳以下のお子さんには与えないでください。これは売り手として損な情報かもしれませんが、いちばん先にお伝えすべきことだと考えています。
レモングラノーラバーには豆・ナッツ類は入っていませんが、よく噛む必要のある食感です。奥歯でしっかり噛める年齢になってから、座って、食べることに集中できる状態で食べさせてください。歩きながら・遊びながら・泣いているときに食べさせないことは、消費者庁があらゆる食品について挙げている基本の注意です。
アレルギーについて(表示より)
落花生グラノーラバーは、アレルギー物質として落花生を含みます。レモングラノーラバーに表示対象のアレルギー物質はありませんが、同じ工場で落花生を含む製品を製造しています。食物アレルギーの心配があるお子さんについては、かかりつけ医にご相談ください。
04. 取り入れ方:1袋を親子で分ける
個包装1袋には2本入っています。小学生のお子さんと1本ずつ分ければ、量の上限が自然に決まり、「もう1本だけ」の交渉も袋単位で区切れます。1袋あたりのエネルギーは落花生183kcal・レモン154kcal(表示値は目安)なので、夕食に響きにくい量に収めやすいのも個包装の利点です。
まとめ
子どものおやつは、原材料表示で中身を確かめること。そしてその手前で、年齢と食べ方の安全を確かめること。この順番さえ守れば、おやつは「第四の食事」として、親子の味方になってくれます。
参考文献
- 消費者庁 「食品による子どもの窒息・誤嚥(ごえん)事故に注意!―硬い豆やナッツ類等は5歳以下の子どもには食べさせないで―」
- 厚生労働省 e-ヘルスネット 「お菓子や間食の取り入れ方」