シリアルの違い

シリアルの違い

この記事のポイント

  • グラノーラ、コーンフレーク、オートミールは、どれも「シリアル」の一種。
  • 違うのは、原料と、加工のしかたと、そのまま食べられるかどうか。
  • グラノーラについては、お通じと減塩に関する研究報告がある(いずれも出典あり)。

シリアル売り場に、コーンフレークとオートミールとグラノーラが並んでいます。似た棚に、似た大きさの袋で置かれていて、見た目からは違いが分かりません。

この3つに優劣はありません。原料も作り方も違うので、向いている場面が違うだけです。

3つとも、シリアルの仲間

日本スナック・シリアルフーズ協会は、シリアルフーズを「とうもろこし・米・小麦・オーツ麦などの穀物を、すぐに食べられる状態に加工した穀物食」と説明しています。コーンフレークのようなフレークタイプ、玄米パフのようなパフタイプ、オートミール、ミューズリー、グラノーラ。いずれもこの中に含まれます。

3つは別ジャンルの食品ではありません。同じシリアルの中の、種類の違いです。

違いを表で整理する

オートミール コーンフレーク グラノーラ
主な原料 オーツ麦 とうもろこし オーツ麦などの穀物+シロップ・植物油
作り方 脱穀したオーツ麦を加熱し、平たく押しつぶす 粗挽きしたとうもろこしを加熱し、薄く伸ばして焼く 穀物に甘味と油を絡め、オーブンで焼き上げる
味付け 基本的になし(素材のみ) 製品により無糖〜加糖 甘み付きが基本
食べ方 煮る・ふやかすなど、ひと手間かけるものが多い そのまま食べられる そのまま食べられる
食感 煮るととろり、浸すともちっと 軽くサクサク ザクザクと噛みごたえがある

分かれ目は、加工の度合いです。オートミールは素材にいちばん近く、そのぶんひと手間かかります。ミューズリーは、オートミールにドライフルーツやナッツを焼かずに混ぜ合わせたもので、焼いていないグラノーラにあたります。グラノーラは、それらを甘味と油でオーブンで焼き上げたもの。調理せずに食べられて、ザクザクとした食感が生まれます。Small Treesのグラノーラも、この焼き上げるタイプです。

成分表で見る栄養の違い

日本食品標準成分表をもとに、100gあたりの値を比べてみます。

  • オートミール:食物繊維 約9.4g、鉄 約3.9mg
  • コーンフレーク:食物繊維 約2.4g、鉄 約0.9mg

オーツ麦をほぼそのまま使うオートミールは、食物繊維や鉄を多く含みます。コーンフレークは軽い食感のぶん、同じ重さで比べると食物繊維は控えめです。

グラノーラには、成分表上の単一の値がありません。穀物の配合も、加える甘味や油も製品ごとに違い、栄養価の幅が大きいためです。「グラノーラだから」ではなく、その商品の栄養成分表示と原材料表示を見てください。栄養素ごとの詳しい話は、食物繊維と鉄分の記事にまとめています。

どれを選ぶかは、目的次第

オートミールを選ぶとき

味付けがされていないので、お粥にも、リゾットにも、お菓子作りにも使えます。料理の素材として付き合いたい人に向いています。

コーンフレークを選ぶとき

牛乳をかけてすぐ食べられる手軽さと、軽い食感が持ち味です。朝はあまり重いものを食べたくない、という人の定番です。

グラノーラを選ぶとき

調理いらずでそのまま食べられて、ザクザクとよく噛んで食べる満足感があります。ヨーグルトに合わせるほか、個包装のバータイプなら持ち歩きもできます。

研究で報告されていること

以下は、グラノーラやそれに類するシリアル食品に関する一般的な研究結果です。Small Treesの特定の商品で効果を実証したものではなく、特定の効能を保証するものでもありません。食品の一般的な特徴として、参考までにご覧ください。

お通じとの関わり

排便回数が週5回以下の女性20名(平均20歳)を対象に、フルーツグラノーラを1日50g、2週間にわたり1食の主食に置き換えて摂取してもらった研究があります。摂取前と比べて、排便の回数と量がいずれも増加し、QOL(生活の質)の総合点の向上も報告されました。背景として、グラノーラの主原料であるオーツ麦に含まれる食物繊維の働きが考えられています。

減塩という観点

厚生労働省の調査によると、日本人の食塩摂取量は目標量を上回っています。普段の朝食をフルーツグラノーラに置き換える研究では、特に試験前から食塩摂取量が多かった人で、1日あたりの推定食塩摂取量が減少したと報告されています。パンやごはんと味噌汁といった一般的な朝食に比べ、グラノーラは1食あたりの食塩相当量が少なく、無理のない減塩の選択肢のひとつになります。

Small Treesの場合

グラノーラの価値は、食物繊維をはじめとする素材そのものに由来します。

Small Treesは、砂糖・小麦粉・添加物を使っていません。甘みはカナダ産のメープルシロップから。オーツ麦やナッツが持つ風味と食感を、そのまま残すためです。

まとめ

オートミールは素材として自由に使えるシリアル。コーンフレークは軽くて手早いシリアル。グラノーラはそのまま食べられて噛みごたえのあるシリアル。役割が違うだけで、優劣はありません。

グラノーラは製品ごとの差が大きいので、選ぶときは原材料表示と栄養成分表示を確かめてください。

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参考文献